街中を歩いているサラリーマンや、結婚式などに出席している方などを見ていると、
スーツや略礼服のジャケットのプラップを、中に入れている人を多く見かけます。
実際ポケットのフラップは、ポケットの中に入れるべきかどうか、皆さんおわかりになりますか?
今回はポケットのフラップについて、掘り下げていきたいと思います!

弊社は昭和21年に創業し、テキスタイルメーカーとしてその歴史をスタートいたしました。多様化にお答えしてきた結果フォーマルウエアからスーツ、カジュアルウエアなどメンズファッション業界の変化に適応し貢献してきました。
フラップとは?
ジャケットのポケットフラップとは、ジャケットのポケットに取り付けられたカバーのような部分のことで、
ポケットに中に雨やゴミなどが入らないようにしていること、外部から見えないようにすることなどのために付いています。
また他にも装飾を目的として付けられたものもあります。
歴史的には、ジャケットのポケットフラップは19世紀のヨーロッパで発展したと言われており、
当時の上流階級や紳士たちは、ジャケットに装飾的なポケットフラップを施すことで、ファッションの一環としてステータスや品格を表現するようになりました。
ポケットにフラップが付いていないもの
ポケットフラップは、実用性とファッション性を好むスタイルとなっておりますが、フォーマル的要素は低い傾向にあります。
例えば、タキシードのスタイルをイメージしてみてください。
タキシードは正礼装に位置づけされている衣装となりますので、ポケットフラップは付いていないデザインとなっています。
ポケットフラップには装飾性の意味合いもありますが、タキシードのポケットは光沢のある素材で縁取りをして装飾性を出しています。
※一部のデザイン性が高いタキシードは、ポケットフラップをあえて付けている場合もあります。
スーツや礼服の着こなしでは、フラップはどうしておくべき?
話を戻しましょう。
日常の中で、スーツを着ているサラリーマンや、結婚式などに出席している方で、フラップをポケットの中に入れている方をよく目にする機会があるのではないでしょうか。
基本的には、ポケットフラップを出して着用された方がベターです。
特に就職活動や面接など、服装に厳しい職場の方などは、出した方が良い印象を与えることもあると思います。
逆に比較的ラフな服装でも問題ない職場であれば、ファッションとして中に入れてしまうのもありかと思われます。
このように状況に応じて使い分けることが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
スーツを着る際に、ふと思い出してもらえましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。