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礼服(喪服)を買う際に聞かれる「ネーム」って何?

礼服(喪服)を買う際に聞かれる「ネーム」って何?

礼服(喪服)やスーツ・ジャケットを紳士服専門店で買う際に、店員さんから「おネームは入れられますか?」と聞かれたことがあると思います。

知っている方は知っていると思いますが、知らない方に向けて、今回のコラムでは「ネーム」について、書いていこうと思います。

是非ご覧ください!

「ネーム」とは

ネームとは、文字通り、名前です。

礼服(喪服)やスーツ・ジャケットを購入された際に、店員さんから「おネームは入れられますか?」とほとんどの方が確認されると思います。

この際の「ネーム」とは、「ジャケットの内ポケット付近にお名前を刺繍できますが、いかがされますか?」という意味合いとなります。

ほとんどの紳士服専門店は有料(500円~800円)ほどの追加料金で入れることが可能で、百貨店の一部店舗や高級商品を購入された場合はサービスで入れてくれる店舗もあります。

もし購入した際に店員さんから確認されなかった場合、「ネームを入れてください」と店員さんに伝えれば対応してもらえると思います。

ネームの種類(文字の形、文字の色、文字数)

ネームの種類は以下の通りです。

 

1.文字の形

ネームには【漢字】【ローマ字】【花文字】の3種類があります。

漢字は縦書き(横に入れられる場合もあります)、ローマ字(筆記体)と花文字は横書きとなります。

※花文字とは、アルファベットを装飾したような字体となります。

2.文字の色

刺繍糸の色を数種類から選べますが、「シルバーグレー」が一般的です。

※色の種類は店員さんに確認すると、色見本を用意してくれますので、その中から選びます。

3.文字数

漢字の場合は苗字のみ、ローマ字は名前のイニシャル+苗字、又はイニシャル、花文字はイニシャルとなります。

例えば「田中 太郎 様」であれば、漢字のネームは【田中】、ローマ字のネームは【T.tanaka】又は【T.T】、花文字も【T.T】となります。

※一部の店舗では【田中 太郎】や【Taro Tanaka】などフルネームをいれることが可能な店舗もあると思いますが、通常のネーム代金より割高となる場合が多いと思われます。

 

どうやって入れるの?

ひと昔前は、職人さんがミシンを使用して手で入れていました。

今でも一部百貨店には、館内の衣料品修理場に職人さんが待機していて、手で職人さんがいれてくれるところもあると思います。

しかし職人さんの数もどんどん減っているため、現在では機械化された専用ミシンで入れることが一般的です。

また旧字体や一部の漢字など、データにない文字は刺繍することができませんので注意が必要です。

 

余談 針仕事のできる方は重宝される?!

現在日本全国の縫製工場や、町のお直し屋さんなど、多くの衣料品修理店で人手不足が深刻な問題になっています。

ネーム刺繍が出来る方や、昔針仕事をやっていた・・・など、手に職を持っている方で、働く意欲のある方は、そういった会社や店舗に連絡を取ると即採用になるくらい人手不足です。

もしこのコラムを見て、応募してみようという方いらっっしゃれば、応募してみてください!

将来一緒に仕事をしていたら・・・なんて思うと面白いですよね!

入れる必要がある?ない?

結局ネームは入れるべきなのかどうかですが、端的に言うと個人の自由です。

ただアドバイスとして言えることは、礼服などを買う際は想像できないと思いますが、以下のような場合、対応できるでしょうか?

 

ケース①

葬儀の後の食事会で、お酒を飲んで上着を脱いだ方が何人もいた⇒帰る際にどの上着が自分の物かわからなくなった・・・

ケース②

夏場の法事で、暑いので出席者ほとんどが上着を脱いだ⇒帰る際にどの上着が自分の物かわからなくなった・・・

 

葬儀や法事は親族しか集まりませんが、結婚式などでは新郎側新婦側や友人など、知らない方も多いと思われます。

そんな中でもし他人の上着を持ち帰ってしまったら・・・ゾッとしますよね。

「ネームを入れる」というのは、このような時にとても助かります。

スーツやジャケットなど、あまりないような柄であれば、間違えることはないかと思いますが、礼服(喪服)は皆さん同じ黒のジャケットです。

礼服(喪服)にはネームを入れることをオススメします!

まとめ

いかがでしょうか?

礼服などを購入する際に少しでも役に立てば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました!